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週7回以上入浴の高齢者は介護認定リスクが低くなる!

2018.12.11

こんにちは、地域連携室です。最近急に寒くなりましたね~
仕事が終わってお風呂を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報です!なんとお風呂が介護予防に繋がるという研究が発表されました。

入浴の頻度が週7回以上の高齢者では、週2回以下の高齢者に比べて要介護認定リスクが約3割有意に低いことが明らかになりました。
日本人の長寿の背景として、浴槽入浴の習慣があります。
夏の入浴頻度が週に0~2回の高齢者と比較して、週に7回以上入浴する高齢者は、年齢や性別、婚姻状況、所得、ADLなどを考慮しても、要介護認定されるリスクが28%低くなったそうです。

同様に、冬では29%のリスク減少が見られました。
入浴によるリラックス効果については、抑うつや認知機能低下を予防する可能性や、体温上昇に伴うヒートショックプロテインの産生による抗炎症作用や細胞保護効果などが挙げられます。

入浴に伴う一連の動作と温熱刺激については、一般的な運動と同様のトレーニング効果があり、健康保護に寄与している可能性が考えられます。
リラックス効果だけでなく、介護予防もできるお風呂に毎日入りましょう!


参考:日経メディカル12月号(日経BP社)
千葉大学の八木明男氏らの研究グループが11月12日、要介護認定を受けていない高齢者1万3786人を3年間追跡しました。
日本老年学的評価研究 (JAGES;Japan Gerontological Evaluation Study)
プロジェクトで蓄積された大規模データを用いた前向きコホート研究で、入浴と介護予防との関係について種々の交絡因子を補正して評価した初の研究です。

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